SHOOTING / GUIDE
SDカード容量は、
何GB必要?
「128GBを買っておけば安心」ではなく、写真なら1枚あたりのファイルサイズ、動画ならビットレートから逆算すると、必要な容量が見えてきます。PHOTO
枚数から逆算1枚あたりのファイルサイズ×撮影枚数で必要容量が分かります。VIDEO
ビットレートから逆算ビットレート×撮影時間で必要容量が分かります。MARGIN
余裕を持たせる計算値ぴったりではなく、実際に販売される容量へ余裕を持って選びます。SDカード容量は、「1回の撮影で発生するデータ量 × 余裕」で選ぶのが基本です。写真は1枚あたりのファイルサイズ、動画はビットレートから必要量を計算できます。容量そのものとカードの速さは別なので、速度規格は別に確認します。
必要容量は、写真と動画で考え方が違う
容量を選ぶときは「写真を撮るのか、動画を撮るのか」を最初に分けると簡単です。写真は撮影枚数、動画は撮影時間が基準になります。
PHOTO
1枚あたりのファイルサイズ × 撮影枚数 ≒ 必要容量
VIDEO
ビットレート × 撮影時間 ≒ 必要容量
写真:RAWのファイルサイズから枚数を考える
RAWやJPEGのファイルサイズは、カメラの画素数、圧縮方式、被写体によって変わります。ここでは容量感をつかむため、1枚あたり15MB・30MB・60MBの3パターンで概算します。
| 1枚のサイズ | 64GB | 128GB | 256GB |
|---|---|---|---|
| 15MB | 約4,200枚 | 約8,500枚 | 約17,000枚 |
| 30MB | 約2,100枚 | 約4,200枚 | 約8,500枚 |
| 60MB | 約1,000枚 | 約2,100枚 | 約4,200枚 |
※10進表記の容量から単純計算した概算です。実際の使用可能容量やファイルサイズにより枚数は変わります。
たとえば1枚60MB前後のRAWを1日1,500枚撮るなら、64GBでは余裕が小さく、128GB以上の方が運用しやすくなります。RAW+JPEGで同時保存する場合は、両方のデータ量を考えます。
動画:ビットレートから記録時間を逆算する
動画では「4Kかどうか」だけでは容量を判断できません。同じ4Kでも100Mbpsと600Mbpsでは、1分あたりのデータ量が約6倍違います。
| ビットレート | 64GB | 128GB | 256GB |
|---|---|---|---|
| 100Mbps | 約85分 | 約170分 | 約340分 |
| 200Mbps | 約42分 | 約85分 | 約170分 |
| 600Mbps | 約14分 | 約28分 | 約56分 |
※理論値の概算です。実際の記録時間はフォーマット後の容量、可変ビットレート、音声・管理情報などにより短くなる場合があります。
64GB・128GB・256GB、どう使い分ける?
64GB
軽めの撮影写真中心、短時間の動画、予備カードとして扱いやすい容量。128GB
バランス型RAW写真と動画を両方扱う場合にも余裕を作りやすい。256GB+
長時間・大量高ビットレート動画や大量のRAW連写など、交換回数を減らしたい撮影向け。ただし「最大容量を1枚だけ持つ」が常に最適とは限りません。128GBを2枚に分けるなど、撮影途中でカードを交換する運用なら、1枚の紛失・破損時に全データをまとめて失うリスクも分散できます。
容量と速度は、別々に選ぶ
256GBだから128GBより速い、というわけではありません。容量は「どれだけ保存できるか」、速度は「どれだけ速く記録できるか」です。
高速連写ならWRITE性能、動画なら必要な最低持続書き込み速度を確認します。容量を決めたあとに、UHS-I / UHS-II、V30 / V60 / V90などの速度条件を確認すると整理しやすくなります。
SDカード容量は、この順番で決める
MEDIA MATCH
自分の撮影条件から必要なカードを確認する
カメラと撮影内容を選んで、対応する記録メディアと必要な性能を絞り込みます。よくある質問
カメラ用SDカードは64GBで足りますか?
写真中心なら足りるケースは多いですが、高画素RAWを大量に撮る場合や高ビットレート動画では不足しやすくなります。自分の撮影量から逆算するのが確実です。
128GBと256GBはどちらがおすすめ?
用途次第です。長時間動画や大量のRAW連写なら256GBが便利ですが、写真中心なら128GBを複数枚に分ける運用も合理的です。
容量が大きいSDカードほど速いですか?
容量と速度は別の指標です。撮影性能を見る場合は、UHS規格、Vクラス、カードのWRITE性能を別に確認してください。
512GBや1TBのカードでも使えますか?
カメラごとに対応規格や容量が異なります。大容量カードを購入する前に、メーカーの仕様・動作確認情報を確認してください。