GUIDE
CFexpress Type AとType Bの違い
速度比較より先に、物理的なType互換性を確認します。
Type AとType Bは物理的に異なるため、速くても別Typeのカードは使えません。
CFexpressとは?
CFexpressは、高性能なデジタルカメラやシネマカメラで使われる高速記録メディアです。高画素RAWの高速連写や高ビットレート動画のように、大量のデータを継続して書き込む撮影で使われます。
ただし「CFexpress対応」とだけ覚えるのは危険です。カメラで主に使われるType AとType Bは、別の形状を持つ別規格です。
Type AとType Bは大きさが違う
最初に見るべき違いはカードのサイズです。Type AはSDカードに近い小型サイズ、Type Bはより大型で、PCIeレーン数も多いため高い転送性能を実現しやすい構造です。
| 比較項目 | CFexpress Type A | CFexpress Type B |
|---|---|---|
| サイズ | 約20 × 28 × 2.8mm | 約29.6 × 38.5 × 3.8mm |
| 特徴 | 小型 | Type Aより大型 |
| PCIeレーン | 1レーン | 2レーン |
| 最大性能の傾向 | 高速 | より高速化しやすい |
Type Bのほうが速い。でも、それだけでは選べない
最大転送性能では一般にType Bが有利です。CFexpress 2.0ではType AがPCIe 3.0を1レーン、Type Bが2レーン使用するため、Type Bはより大きな帯域を利用できます。CFexpress 4.0では両TypeともPCIe 4.0を使い、従来世代から高速化しています。
しかし、速いからといってType Bを選べるわけではありません。使えるTypeはカメラ側のカードスロットが決めます。
Type AとType Bに互換性はない
Type AとType Bは物理的なサイズが異なるため、別Typeのスロットへ挿入することはできません。Type A対応カメラに、より高速なType Bカードを買っても使用できません。
カードを選ぶときは、容量や速度を見る前に自分のカメラがType AかType Bかを確認してください。
同じTypeなら、すべて同じように使える?
Typeが合っているだけでは、すべての撮影モードで使えるとは限りません。高ビットレート動画や高速連写では、カメラ側が一定以上の書き込み性能を要求することがあります。
- カメラのスロットに物理的に対応するTypeを選ぶ
- 使いたい撮影モードに必要なWRITE性能を満たすカードを選ぶ
最終的には、メーカーが示すカード要件まで確認するのが安全です。
2.0・4.0、そしてXQDにも注意
CFexpress 2.0と4.0はカード形状ではなく規格世代です。4.0の高速カードでも、カメラ側が対応しなければ最大性能をそのまま発揮できるわけではありません。一方、対応カードリーダーを使えばPCへの取り込みでREAD性能を活かせる場合があります。
またCFexpress Type BとXQDは近いサイズ・形状ですが規格としては別物です。一部のXQD対応カメラはファームウェア更新でType Bに対応していますが、必ず機種ごとの公式情報を確認してください。
まとめ
対応Type → 撮影モードに必要なWRITE性能 → 容量やREAD性能の順に確認すると、速さだけで誤ったカードを選ぶことを避けられます。自分の撮影条件で確認する
カメラと撮影モードを選ぶと、対応するメディア規格と必要な性能を確認できます。
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